英語の文法分析的アプローチ(The gramattical analysis method for learning English)

はじめに

英語の重要性が高まるにつれ、TOEICの受験者も増加し、数多くの教材・書籍が販売されるようになっています。そのなかで忘れ去られた、優れた方法があります。
それは故佐伯智義氏が提唱された「文法分析的アプローチ」による語学学習法です。
これは英語に限らず、多くの「分析的」な文法構造を持つ外国語の習得に役立つと考えられます。
氏が実際に残された著作で具体的に独学者向けのテキストとして出版されたものは「日本人のためのフランス語(大修館)」と「英語の科学的学習法(講談社)」ですが、
残念なことに後者は絶版です。また「文法分析的アプローチ」による学習書の著作は少なくとも和書では存在していないようです。もっともすべての本を調べることもできませんので、優れた著作があるかもしれません。
私がその書籍の内容(+音声ファイル)を丸々ネット上にアップロードすれば済む話ですが、著作権の問題があり実際にはできません。
また、勉強をすればするほどに、「英語の科学的学習法(講談社)」がフランス語的な視点で書かれているのでは?とか、あまり網羅的には書かれていないのでは?とか
かなり内容を補完をしないと実際に英語を身に着けるには厳しいのでは?とか疑問も生じています。自分なりに勉強した内容を整理してみたいと思っています。
そこで拙いですが、私なりの解釈で文法分析について解説していきたいと思います。

まず、英語をマスターするにはどうしたら良いでしょうか。それにはとにかくネィテイブの人と話をすることです。できれば英語を母語としない人に教える経験を積んでいる人に接することでしょう。
こうしたトレーニングをしなくても、英語の試験、例えばTOEICなどで高得点を出せる人は意外といますし、英語が不自由なく使えるようになった人もいるでしょう。
また、英文法は不要という意見もありますが、それは感の良い人には可能なのかもしれませんが、ある程度は知的に理解していかないとダメな人もいると思います。
私はあんまり器用なほうでは無いので、試験は苦手ですし、経験だけでも身につかないタイプ、いわば勉強+実践で覚えるジックリ派のように自分のことが思えます。
英語の実践は英会話スクールの評判の良いところで個人レッスンを受けるのが効率は良いと思いますが、きちんと文法・単語の素養を積みヒアリングもある程度は教材で勉強しておいたほうが
上手にこうしたスクールを活用できるように感じています。ですから、これから述べることは英会話スクール等に通う準備として、また通い始めた後も、自宅でいわゆる英語脳を作る反復練習として行うのが良いのではと思っています。
「状況の補語」という説明が佐伯流の文法分析ではよく出てきます。Circumstantial complemet of xxxxxxx といったものですが、英文法の学習ではあまりなじみのない用語かもしれません。
また、他の文法の解説とも佐伯流の文型の分類は少しズレがあるのかも?とも感じてはおります。

0001.英語の文法分析とは何か(英語の6文型と3つのMOOD(法))

0003.文法分析とは文法学ではない

0010.主語

0020.冠詞および名詞

0030.動詞

0110.第1文型(Structure 1)

0140.分析はどのレベルまで行うか(試案)

0210.第2文型(Structure 2)  第3文型(Structure 3)

0310.第4文型(Structure 4)  第5文型(Structure 5)

0410.第6文型(Structure 6 前置詞動詞の文)  と句動詞の文(第2,第3文型(Structure 2,3))

0510.様々な状況補語(Circumstantial complements)

0610.疑問文(interrogative)

0710.形容詞(adjective)

0810.名詞(Noun)

0910.時制(Tense)

1010.能動態(Active voice)と受動態(Passive voice)

1110.比較構文(Comparatives)

1210.関係代名詞(Relative pronoun)

1310.関係副詞(Relative adverb)

1410.命令法(Imperative mood)

1510.仮定法(Subjunctive mood)

1610.倒置・感嘆文

2010.まとめ(文法分析のためのチェックリスト)

3010.文節(Clause)

8010.その他-ヒアリング

9010.The explanation of gramattical analisys method in English

近い将来、これらの内容をまとめて、英語のみで解説するつもりです。おそらく、私にも皆様にも役立つと思います(但し、私の英語がマトモならですが)。


F-0000.仏語の文法分析的アプローチ

いつになるかわかりませんが、いずれフランス語についてもこのようなアプローチ方法をまとめてみたいと考えています。

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